蜜林堂では、ハリナシバチのハチミツとミツバチのはちみつを次のように呼び分けています。

POT
HONEY
ポットハニー
(ハリナシバチのハチミツ)
ハリナシバチはプロポリスの丸いハニーポット(蜜つぼ)に蜜をためることから、蜜林堂ではハリナシバチ蜜をポットハニー(PH)と呼びます。

HONEYCOMB HONEY
ハニカムハニー
(ミツバチのハチミツ)
ミツバチは六角形のハニカム(蜜ろう)に蜜をためることから、蜜林堂ではハリナシバチ蜜をハニカムハニー(HH)または単にハチミツと呼びます。
POT HONEY / Malaysia / Multifloral

マレーシア産ポットハニー / 百花蜜
マレーシアのクダ(Kedah)州産の百花蜜。
町の郊外にある森に囲まれた果樹園のなかで採蜜されています。
さらりとした質感で水に溶けやすく、プルーン(イチゴと評した方も)のような風味があります。
主な蜜源…カラマンシー(ミカン科)、スターフルーツ(カタバミ科)、ポメロ(ミカン科)、アサヒカズラ(タデ科)。季節によってランブータンやドリアンが混じります。
蜂の種類…H.Itama, G.Thoracica(H:G=7:3)

H. Itama

G. Thoracica

養蜂場
POTHONEY / Malaysia / Acacia mangium

マレーシア産ポットハニー / アカシア・マンギウム
東マレーシア(ボルネオ島)・サラワク州産のアカシア蜜。蜜源となっているのはアカシア・マンギウムの木で、パルプや建材をとる目的で広い範囲で植林されています。日本のアカシア蜂蜜の蜜源であるニセアカシアの木とは異なります。
養蜂所は、市街地から遠く離れた標高200mほどのアカシアの植林地。人工物の影響をほとんど受けることの無い環境で養蜂されています。
このアカシア蜜、花ではなく、甘露と呼ばれる葉の付け根から出る甘い蜜を蜂が集めたものです。季節によらない安定した品質が特徴です。減圧濃縮という方法で、非加熱で水分を飛ばしているため百花蜜に比べると少しとろりとしています。
銀のシールが目印のアカシア・マンギウムは甘みが強く、同時にシャープな柑橘類の様な酸味があります。
白いシールが目印のアカシア T.binghamiは酸味がたいへん強く、バルサミコ酢のような味わいと独特の香りが特徴。本来は黒い蜜ですが、冬季には茶色く濁りが生じます(品質には問題ありません)。
蜜源…アカシア・マンギウム(マメ科)
蜂の種類…アカシアマンギウム=Heterotrigona itama,
アカシア T.binghami=Tetrigona binghami

養蜂場

甘露を集めるアリ

養蜂所の周囲の森
POTHONEY / Indonesia / Pineapple

インドネシア産ポットハニー / パイナップル
インドネシア・スラウェシ産のハリナシバチ蜜。蜜源となっているのは主にコーヒーとパイナップル。ハリナシバチの蜂蜜にしては大変珍しく酸味がないのが特徴。口に入れた瞬間にさわやかな甘みが広がりパイナップルの芳香が鼻を抜ける。甘みの後にはほのかな苦みがあるのも特徴。
蜜源…コーヒー(アカネ科)、パイナップル(パイナップル科)
蜂の種類…Wallacetrigona incisa

養蜂場の周辺環境

パイナップル

Wallacetrigona incisaの巣の中
HOW TO EAT POT HONEY

ポットハニーのお召し上がり方
マレーシアでは毎日、朝食前とお休み前にスプーン1杯ずつの摂取が基本とされていますが、お好みに合わせてアレンジメニューもお楽しみください。

01
ヨーグルトに
最もシンプルな召し上がり方です。
ポットハニーの酸味がヨーグルトの酸味とよく合います。

02
ドレッシングに
オリーブオイル大さじ2・酢大さじ1・ポットハニー大さじ1・塩コショウ少々・ピンクペッパーと追加でおしゃれに
市販のレモン系ドレッシングなどともよく合います。

03
ドリンクに
ミントの葉(種類やサイズによってお好きな量)・ポットハニー大さじ2・炭酸水1カップ(200cc)・氷レモンまたはライム果汁(1/2個分)
ポットハニーは水に溶けやすく簡単です。

04
トーストに
焼いた食パンにポットハニーをかけるだけ。
お好みでチーズやクルミやアーモンドなど、ナッツを散らしたり、パンをピザ生地にかえてもおいしい。
HONEYCOMB HONEY / (準備中)
